山形座 瀧波
坐漁荘もHiramatsu熱海も素敵な宿でしたが、泉質に少々不満が残り、
やはり東北にも寄りたくなりました。
JRグリーン乗り放題のレールパスも余っているし、行ける処まで行ってみましょう。
山形と言えば久々に名月荘辺りを候補に挙げたのですが、
初めての宿がイイと言うので、今夏リニューアルの古くて新しい宿へ。
赤湯駅から5分と言うアクセスの良さもポイントです。
(街中過ぎて相方は少々不満気でしたが、さくっと移動出来て楽でした。)
天気図を見たら、唯一東北のみド・ピーカン。老舗の大型旅館風の正面玄関。
おじゃましますです。
ずらりスワンチェアがお出迎え。
「昔の田舎のおじいちゃんちに似てるね」と母が呟く。なんか懐かしい感じする。
がっしりビームが艶やかな広間、移築された建物でしょうか。
やはり里山さんを彷彿。
小ぶりながら、つるすべ湯に満足。赤湯温泉は開湯920年(!)
蔵のようなほの暗い廊下。
さてお部屋へ。
<続>
dinner@Hiramatsu Atami
お待ちかねの夕食です。
私たちは窓際のテーブルでした。
ヒラマツシャンパンでロワイヤルが振舞われました。
アミューズとともに、
じっくりメニューに目を通す至福のとき。
メニューが在るので辿ってみます。
軍鶏と山芋のコンソメロワイヤルは記憶に残るテイストでした。
カマスとフォアグラのクレビネット。
赤味噌+半熟卵+松茸=ハーランと相性ばっちりでした。
相方もれなく大絶賛にて、自分史上もっとも旨いCAワインとな。
えっ、スクリーミング・イーグルより上?すごいね。
体調や気候、雰囲気やメンタルが大きく影響してると思うけど、
パーフェクトなソムリエ氏の仕事っぷりも◎。
☆A君ありがとー、感謝感激雨霰。
伊勢海老グラタン仕立て。
相方は気に入ったようですが、ちょっと私にはリッチ過ぎた。
太刀魚のポワレはシェリービネガーが爽やかで、ペースを戻せ調子出て来ました。
鞍下肉&子羊は火入れが完璧で文句無しの美味しさ。
チーズワゴン。
色々いただきました。
貴腐ワインで〆。
ひらまつ賢島は素材重視のシンプルで和に近い印象でしたが、
こちらは繊細な仕事が光るフレンチで、全く別物です。
箱根もきっとカブラナイと思うので、ハシゴもアリでしょう。
お誕生日ケーキをいただきましたが、さすがにギブ。
時差ぼけも手伝い、よろよろ部屋に引き上げた二人。(笑)
モンブランと供に運んでもらい、相方が明け方完食。
おはよーございます。
エシレ+ジャム。
なんかのスープ失念。
焼きたてオパン。
濃厚トリュフソース。
オーベルジュ堪能いたしました。ここは訪れた甲斐があります。
お迎えから見送りまで抜かり無しで、
女将さんって、やはり必要なんだなぁって初めて思いました。
着物着て食事時に現れる感じが苦手だったのですが、ここはマネージャー女史と言う感じで好感持てます。
プロフェッショナルで居て慇懃無礼ではなく寛がせ、
ゲストに寄り添うスタッフの接客が伝わって来ました。
恐るべし、ニッポンの宿。
これから益々スゴイ事になっていくのではあるまいか@日本のオモテナシ。
さあ新幹線を乗り継ぎ北上しましょう。
きっと晴れているはずです。
Good Luck & ALOHA!
THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 熱海
珍しく相方リクエストの宿です。
ひらまつ賢島を気に入り、熱海も是非泊まりたいと向かいました。
東海道新幹線から富士山シルエット、台風一過後も東海地方はぐず曇り。
熱海駅にお迎えのタクシーが待っていました。
10分程度で到着で、美人な女将さんがお出迎え。
賢島と異なり、別荘風の木造建築が素敵です。
ウエルカムモード満載で、のっけからもってかれました。
さりげなくミロテンコ盛り。
晴れ女のアタシも今旅は敗北。
つんつるてんおっさん何思ふ。雨が止んだだけでもマシやろ。
例のねっとり濃厚ジュースをいただきました。
部屋風呂にお湯が溜まるのを少々お待ちをとの事でしたが、
気にしませんので~と、さっさと部屋に案内してもらいました。
最初に言ってしまいますが、何から何まで非の打ち所の無い、素晴らしい宿でした。
日本のリゾートとして誇るべきhospitality溢れる・・・あら、ちょっと誉め過ぎかしら。
兎に角とても気に入りました。
賢島も佳かったのですが、なんと言いますか、スタッフを初めとして格の違いを感じます。
ここからHiramatsu箱根まで車で45分程度なので、ハシゴするゲストも多いそうです。
ハワイからのリピーターも多いそうで、わかるわー。(笑)
友人夫妻も我々と同じ部屋を2泊予約済なので、今プログは興味シンシンのようです。
さくっとUPするから、お待ちあれ~。
<続>
松の間@ひらまつ熱海
新設棟のインテリアは賢島にそっくりでしたので、
あえて和室をチョイスしましたが、さて如何でしょう。
離れと聞いていましたが、メイン棟のすぐ真横に在ります。
ぐるりと2間をコーナー90度の廊下が囲みます。
30年前に造られた別荘の客間ですが、大切にメンテナンス保持されていて、
ほぼそのままの状態でリノベは不要だったそう。
お抱えのばあやさんが毎日掃除して守っていたそうな。
凛としていて清々しく居心地が良く、思わず建築について訊き込んでしまいました。
女将さんから、木下さんの「熱海の家」として有名ですよと言われ、
早速検索をかけてみたところ、木下孝一棟梁の説明がありました。
京都・数寄屋建築の巨匠だそうで、表千家や金閣寺の茶室等々・・・無知ですびませんっ。
いや本当に良い建物なんです、私みたいなのにもわかる程。
数寄屋の概念が変りました。(ホント)
なんだろね、この優しく包み込まれる感じ。
メイン棟も含め名建築だと思うが、よそよそしくない。
女将さん(と言うより支配人)いわく、「日本の家だと思ってる」とリピする海外在住ゲストが少なく無いと。ふむ。
お着き菓子をいただきました。
和室が苦手で今回も俵屋さんを渋った相方ですが、ここは手放しの気に入り様。
ベッドも寝心地◎だったそう。
奥が水屋+クロゼット。
外には露天が見えます。松の間はトータルで112平米。
難を言えば、掛け流しで無い点でしょうか。
曇天も又よろし。
この部屋以外に更に広い離れがもう一つ在るので、次回はそちらも試してみたいと思います。
しかし、こんな別荘をお持ちの方って何者?
旅館と言うよりは、まさにスモール&ラグジュアリーホテルです。
good luck & aloha!
露庵 菊乃井 木屋町店
急に決まった京都だけに、Dinnerの不安が心を過ぎる。
私はテキトーにその辺の居酒屋に入ればイイじゃんと考えていたが、
行き先を決めずにホッツキ歩くのは嫌だと言うし。
まあ冷静に考えて、今日の今日、それも数時間後の予約は目ぼしい店では困難でしょう。
コンシェルジュ嬢も「今からは何処も無理です」と冷たく言い放ったし。
相方は呑気に「よねむらさんでえーよ」と電話したところ、その日は昼のみの営業でNG。
お次は「村田さんの処に行きたい」と言い出し、ダメ元で電話したところ、
姉妹店のカウンター5時なら、何とか2名OKとのこと。
時間厳守と言われ午後4時50分に着いたら、既にガイジングループが居ました。
カジュアルで気取らない割烹は、☆☆取って海外のお客さん多い様子。
と言う事で、皆さんバチバチに写真撮ってます、それもデカカメラで。(笑)
テーブルでも良かったかもね。
まずは、夕食にありつけて乾杯。
小蕪の風呂吹きクルミ味噌、柚子が利いてる。
八寸:鯛鮨はサフランの香り。
お兄様に声がそっくりの気さくな大将は、お客さんを寛がせ上手。
向付:昆布締めはポン酢ジュレで。
濃厚・黄身醤油は初めていただきました。
鱧&松茸土瓶蒸し。
いくら醤油漬け。
シャブリ。
焼き物。
琵琶湖の子持ち鮎塩焼き。
お次はアレかな。
ふくよかな香り漂う。
松茸さん。
ここで相方が日本酒を所望し、お隣のフランス人も倣う。
鮑宝楽焼。
メレンゲ豆腐の下には貝&野菜なぞ。
松茸ご飯。
すりながしが今でも舌に残る味。
ほうじ茶アイス。
柚子しゃーべっと。
ご馳走さん@トータルで2時間弱でした。
私達がオーダーしたのは2万円のコースで、TAX+サービス込みで2万6千円だったかな。
丁度隣に座ったフランス人が16000円のコースで、
反対側の日本人カップルが25000円だったので、3種類の違いが判りました。
安い方はプレゼンが若干簡素で品数も少なく、
高い方は私達のコース+最後にスッポン鍋が加わるって感じでした。
若い職人さん達の仕事振りも爽やかで、基本イチゲンサンに優しいお店だと思います。
私は十分美味しく気持ち良くいただけましたが、関西人の相方は「期待はずれ」と言う厳しい感想が。
おっさん何処行くー。
次回はご自分で早目の予約をお願いします。
good luck & Aloha!
spa @ Four Seasons Kyoto
プールを覗いたら無人で、相方はサウナに居たみたい。
地下のインナープールって今時珍しいですが、京都だと仕方無いかな。
リッツカールトンも地階に在るし、ハイアットなんかプール無いし。
寝湯?
かっぽーがマッタリするにはイイかも。
それより、お腹すいた。
見渡せば周りは白人ツーリストばかりで、スタッフに英語で話しかけられ応えてしまう。
あれ、なんでキミ英語話してるのって言われ気がついたが、日本人ゲストは我々だけだった。
ポークのベネディクト、ちと重い。
フィグが旨し。
FS京都のフロントスタッフは帰国子女が多いとお見受けした。
日本語の受け答えは素っ気無いが、英語だとチャーミングだし、
笑いをとるサービス精神も旺盛のようだ。
次回はリッツカールトンに泊まってみよう。
ケチらず最初からスイートにしよう。(と秘かに思う)
ホテルをリピするって珍しいから、泊まりたい宿の泊まりたい部屋に泊まるべし。(と今更ながらに思う)
今日はみんな観光に行けるね。
っつか、お次の台風22号が週末に迫ってるって、日本の天気はどうなっているの。
来年からジャパントリップは11月にしようかな。
<続>
Four Seasons Executive Suite King @ FS Kyoto
京都のホテルは日本一お高い。大阪の後だけに、尚更そう感じる。
リッツカールトンにしても、一瞬目を疑う値段で出ている。
が、京都は高さ規制がある上にホテル数も少ないし、
世界中からツーリストが古都を目指して集まるから、当然と言えば当然か。
泊まりたかった100平米のスイートは予算オーバーにて、
消極的にプレミアガーデン(53平米)を予約しました。
が、ご厚意でEXスイートにUGしてくださった模様。
当日予約で割引無しの料金だったので、あぷぐれしてくれたのかも。
75平米の縦割り細長いフロアプランなので、無理矢理スイート感が否めず。
デカイアメリカ人は「狭っ」って感じるはず。
ここは要らないかも。
窓際のライティング・デスク。
ベッドルーム。
チェア+オットマン。
茶室ビュー。
細部まで和な感じが素敵。
ぱりっと快眠。和紙の壁紙が優しげ。
このマークを見ると安心する輩多し。
Wシンク+トイレは2箇所。
ざっぱーんタイプ:和式風呂。
美味しいケーキをいただきました。
お茶を煎れましょう。
あぷぐれの分際で言うのもナンですが、
正直この部屋に、●●万円(正規)はどーかと思ふ。すびませんっ。
コンラッド大阪は、めっさりーずなぼーでしたな。(ぼそっ)
☆おまけ:こちらの2BDスイートは、1泊120万円だそうです。京都のホテルで初の100万超えですって。
good luck & Aloha!
フォーシーズンズ京都
大阪をチェックアウトし、いきなり京都です。
最初の予定では某温泉宿に行くはずだったのですが、
大型台風の影響で在来線が止まると予想し、2日前にキャンセルしたのです。
相方は大阪延泊希望でしたが、どうせなら移動したくて、
交通に支障の無さそうな至近を選びました。
当日午前11時半に予約→12時コンラッドを出て、新大阪で串食べて呑んで、
新幹線に乗って、13時過ぎにはホテルに到着。
今旅は山や高原に出向くことなく、
新幹線の駅から近くてアクセス楽なのが条件だったので、
ご主人様はちょっと不満気な様子でしたが、まあ仕方無いでしょう。
エントランスは日本傘の骨組みからインスパイアと聞きましたが、
随分前に見た神社と言うか鳥居風のマッシブな初期デザインから、かなり変わった模様。
ワタシは個人的に断然こちらのデザインの方が好き。
神社仏閣って既に他の多くのデザイナー(隈先生とか)が出してるし、今ひとつ面白みに欠ける。
軒下のような。
ロビーラウンジ。(スタッフさんが写りこんで失礼)
京都らしさ満開。
しっとり落ち着いた風情のバーラウンジ、奥がカフェ。
日本的な色合わせは高級感があって、隅々まで$$$かかってるなぁと(コンラッドの後だけに)特に感じ入る。
お馴染みの吹き抜けラウンジ。
アフターヌーンティ目的の女子達で華やかな昼下がり@一種観光名所のような。
秋はお外も気持ちイイね。
昨日までカバーで覆われていたそうな。
100年に一度?の大型台風だけに、ガイジンツーリストは一歩も外に出ることなく、
全員がホテルで過ごしたから大変だったそうです。お察しいたします。
奥に見えるのが茶室。
想像よりこじんまりのスケールですが、
とてもよく手入れされているランドスケープ。平安朝のお庭ってホント?
キレイにリノベされた茶室。
夕方には泡(有料)が振舞われます。
竹林+ひっそり路地風ですが、校庭が隣接していてマイク音が響きます。
私達が宿泊した角部屋が見えます。
街中で低層で京都らしい庭園があり、外人ハートを鷲掴みなのか、
日本人の宿泊客は、おそらく10%に満たないのではあるまいかと言う印象。
考えてみたら現在の日本でマトモなFSって京都だけなんですよね。(丸の内は貧弱)
2020年開業の大手町FSには、北米やアジアのfour season’s peopleがこぞって向かうことでしょう。
ちなみに我々は虎ノ門&銀座のEditionが楽しみです。
(にしても、ハワイのEditionはMAX短命でしたな。やっぱ田舎にはアカンわ。)
<続>