日々旅暮らし

ほろほろ旅人生・島暮らし

里山ごはん

ディナーは雰囲気のある個室でいただきました。

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オーガニックで丁寧なお皿が続きます。

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焼きカブ。

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茄子のお寿司。

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かぶらの含め煮。

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へぎ蕎麦パスタ。

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ローストビーフ。

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かぶらの取り合わせ。

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もちぶた杉のスモーク。

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デザート。

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いつものワインがありえないくらいに埃っぽく情けない味になってしまい、

グラスもデカンタも長らく使用してないand/orきちんと清潔に保たれてないと想像。

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立派なワインリスト(オーガニックに偏ったセレクションだが)もあるから、ちょいと油断しました。

大きなダイニングスペースもありますが、

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朝食も同じお部屋で。

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山の幸色々。

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いわしの生姜煮等々。

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一番のご馳走は魚沼の新米。

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器もセンスあって素敵です。

どなたかのコメントで「ご馳走を食べ飽きた人が喜ぶ料理」とありましたが、まさにそんな感じ。

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さて夕食時に気になる事があり、担当スタッフに告げました。

すると淡々と開き直りの対応で、

接客の研修を受けてないのかな?と訝ったものの、

おそらく上から言われているのではないかな。

うちは他とは違うから、そこまでしなくてイイって。

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笑顔でもなく、無愛想というのでもなく、非常に淡々としている。

謝るわけでも、受け入れるわけでもなく、自分達のスタイルを貫く。

そこら辺がどっかの宗教がらみの宿に迷いこんだという印象で、

違和感はチェックアウトまで続いたわけだが、

どうやら我々が間違った場所に行ってしまったらしいと、今ならわかる。

実際に行かれた方のブログを拝見すると、「さすが自遊人」というフレーズを見かけるけど、

そのコンセプトを理解していない私達にとっては猫に小判?豚に真珠?

隅々まで誰かの美意識によって創られた宿という事だけはわかりますが。

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村上春樹さんが自分の店を持っていた頃の話を思い出す。

「強力なリピーターが10人中2人居ればその店は残る」って書かれてたけど、

ここもそんな感じなんだろうか。

行き尽くして十分知ったつもりでいましたが、

日本にはまだまだ知らない宿がありそうです。

とりあえず〆。

里山風呂

杉の香りが心地よい回廊を抜けて、待望のお風呂に。

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おそらくこの宿を訪れる客の全てが、

この風呂の写真を見て目指して来たと思われる。

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イメージより小ぶりだけどイイ感じ。

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とろとろ~っと、しっとり湯質も#5に入るくらい好き。

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岩風呂も温度もばっちりで、ずっと入っていたくなる。

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この宿も女性比がやたら高くて、この日も男性客は3名だけ。

入れ替え制だけど、そこらが気になるね。

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里山ビューを見つつ、気を静めるワタシ。(笑)

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ワタシはやらかしてしまったんだわ。

素っ裸になった時点で、やべタオル忘れた~と。

気取るわけじゃないけど、部屋からタオル持参で大風呂入るなんて長らく記憶に無いし、

たっぷり雪白タオル積み上げる宿なんて、別に高級じゃなくても今や当たり前だしょ。

思うに、この価格帯でタオル無しって珍しい。

この辺りから、もやもや~っと暗雲立ちこめ気味。

が、今なら理解する。ここは稀有なる客に媚びない宿なのだ。

そのきりっと徹底した一貫性にはリスペクト。

客が店を選ぶのではなく、店が客を定める。

サービス業の端くれとして、その根拠ある自信、見習いたい。(いやホント)

<続>