不思議なハワイ
恒例、レストラン閉店のニュースが続きます。
有名処では、
州立美術館内の「Downtown」
Hokua内の「P.F. Chang’s」
そして、マウイの「David Paul’s Island Grill」。
ダウンタウンは美術館側とリースの更新が出来ず、
デービッド・ポールズ氏によれば、ここ数年の家賃高騰その他によるものとか。
http://www.bizjournals.com/pacific/blog/morning_call/2012/09/david-pauls-island-grill-on-maui.html
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今更ながらに、ハワイはとっても不思議な場所。
成功してそうな店でも余儀なく撤退する場合が多々あり、
その反対の店でも、しぶとく残っていたり。
常に話題に上るのが、「リースの更新」。
これはハワイ独特の不思議な世界だけに、
おそらく、ふつーの感覚&常識では通用しないシーンもあり、
あこぎやなぁ~不条理やなぁ~とハワイを去る人々も数え切れぬほど。
実際に見知っているだけでも、すぐに思い浮かびますもん。
更新で決裂して閉店した数々。
中には、いきなり賞を取って、数倍の家賃高騰をふっかけられ、
あえなく1年以内に店じまいなんてことも。
「あ、儲かってそう」→家賃UP
「あ、そろそろ出て行って欲しい」→数倍UP
これはビルのオーナーが変わってしまうと発生するトラブル。
身近に実際に弁護士たてた人も居たけど、
契約内でも、追い出されてしまうんですよね。晴天のヘキレキ。
銀座の老舗のオーナー氏も、
いつだったか新聞のインタビューで語ってましたね。
あの、分厚い契約書のサインはなんだったのか。
出てけというなら、最初からサインなんかさせるなと。
ハワイのビジネス倫理とは、なんぞやと。
怒りを通り越して、呆れ果ててしまいますと。
日本で飲食業を営んでいる人がハワイに遊びにきて、
「なんや、こんなんで流行るのか。そんならやるわ」(大阪弁?)ってなごとく、
ほどなく開店させるものの、コトゴトク失敗する。
まあ理由はイロイロあると思うけど、
日本の常識が通用しないってことが各場面であるから、
タフさが無いと続かない。
弁護士にさえも裏切られた、「もう誰も信じない」と、幾度聞いたことか。
ハワイの飲食業界は荒波のごとし。
この激流をしぶとく軽やかに乗り切り、
お客を楽しませ、長年愛されている店を、心から尊敬します。
(特にチェーン店や大金持ちのファンドに支えられている大店ではなく、
個人で頑張っているオーナー店を陰ながら応援したいと思います):emojiface_cyu2:
http://www.gayot.com/closed-restaurants/hawaii.html