日々旅暮らし

ほろほろ旅人生・島暮らし

マウイのB&B 日本人オーナーのベッド&ブレックファスト / ヘブンリー・クラ / Heavenly Kula

Maui Noka Oi マウイ・ノカ・オイ~マウイは最高!

今回の旅の目的=ヒーリング!=マナパワーで癒されたい!ということで、お気楽夫婦の意見は一致しました。目指すはマウイのHaleakala!珍しくオットからリクエストがあり、①400室もあるような大きなホテルには絶対泊まりたくない②かと言って、気を遣うようなB&Bとかも嫌③ホテル・ハナは行き飽きたのでパス④朝・昼・夜とハレアカラに行きたい⑤海のそばにも泊まりたい・・・と難しい注文ですこと。これ如何に?

まずは空港からアップ・カントリーを目指します。午後から曇り空になることの多い穏やかな丘陵地帯には、のんびりとした牧場の風景が広がります。このミストが高原野菜やハーブには最適なのか、美しいラベンダー畑やボタニカル・ガーデンも楽しめます。久々3年ぶりのマウイ、カアナパリ&ラハイナ&ワイレアには目もくれずって初めてじゃないかな?  

雲の中をひた走ると  

そのうち青空が。  

雲の上はこのとおり、いっつもド・ピーカンなり。紫外線、きっつー。遮るものが皆無だけに。  

緑地帯の次は岩岩地帯に突入。  

ふーここから結構あるのよね。  

どんどこ行くのじゃ。岩岩地帯のお次は(溶岩の砕けた) 砂利地帯。 

で、最後は赤茶けた噴火口なり。  

標高3055メートル。空気が薄いので、ふらふらに。ゆっくり歩きませう。  

この人だけ、いっつも元気。「オレ、ハレアカラマラソン出るよ」ですと。下から頂上目指してひたすら走る恐怖のマラソンです。勝手にしてちょ。  

わーいマウイ・ノカ・オイ!(=
マウイは最高。)  

世界最大の休火山です。「2001年宇宙の旅」のロケでも有名ですよね。 幻想的なビューであります。 

元気のある人はトレイルを登ってください。病弱なツマは下で待ちます。  

他に誰も登ってないし?てっぺんには、やたらに元気そうな例のオジサンが一人。  

噴火口付近に下りて観察。自然ってすごいね。単純に感動。  

動の次は静。雲上にて、しばし瞑想す。ハレアカラとはハワイ語で「太陽の家」。Manaパワーが満ち満ちた「地球のおへそ」だと古代から信じられていたそうな。

トップ・オブ・ザ・ワールド!とか叫びそう?  

ディナーはおなじみのクラ・ロッジで。この時間が一番素敵。

ここのレストランは人気のようですが、コテージの評判は控えめに言って良くありませんでしたので、今回のステイははずしました。  

クラのサンセット。遠くラナイ島を見下ろして。  

ぜひ、窓際をリクエスト。夜は混雑すると聞いていましたが、この日はノンビリとしたものでした。  

澄み切った高原では、体に優しいお皿をチョイス。クラの高原野菜をふんだんに盛り込んだ、シンプルで気持ちの良いお料理でした。  

クラから牧草地帯を南に下ると、ハワイで唯一のワイナリーあります。で、一応チェック!  

アマイです。パイナップル・ワインですから。ふつーのブラッシュもありますが、やっぱり甘いです。  


薄荷の香りのような気持ちよい高原の風に吹かれて、のんびりーとお散歩です。ここも、ハワイなのですよね。静かなアップ・カントリー、ヘブンリークラであります。  

Heavenly Kula


ハレアカラ目的ということで、泊まるのならクラ!と決めていたものの、クラ・ロッジはどうしてもはずしたく・・・となると、B&Bかバケーションレンタルしかありません。この辺りはアメリカ人やヨーロピアンのロング・ステイ旅行者も多く、牧場の中にB&Bやコテージが点在します。が、時あたかもメモリアル・デイ・ウイークエンドで何処もいっぱい、更にはミニマム・ステイが5泊以上!とほほと諦めかけていた頃、偶然このサイトに出会いました。最低宿泊日数も無いし、きれいそうだしで早速打診すると空いておりました。ラッキー♪ ****ちょっと迷いながらたどり着き、ちょっぴりドキドキしながら、ぴんぽーん!とメインハウスのドアを開けると素敵な空間が。(コテージのドアは独立してあります) 

緑茶と草もちにて歓待していただきました。ハーブ畑のあるバックヤードにて、しばし歓談。エレガントな奥様は日本生まれなので、もちろん日本語OKです。  

めじろや野鳥やフクロウの遊びに来るそうな。 森の中にもう1軒コテージを造る構想がおありだとか。 

アイリッシュのご主人様ご自慢のガーデン。40代で早々にリタイヤしてガーデニングにいそしんでいらっしゃるご様子。コロラドに牧場&ナパにもお家をお持ちで、ハワイの各島のリゾートを始め様々な場所に住んだ経験をお持ちのご夫妻が最後にたどり着いたのが、静かなKulaであったそう。ヘブンリークラですものね。ご主人はお一人で最近タヒチに3ヶ月ステイされたとか。ううう羨まし過ぎる。  

この土地を購入する決め手になったという「Lavaの洞窟」。おおっ、ここにもケイブ・フェチが。(喜ぶオット)  

バックヤードの森からメインハウスの一部、左は下がガレージで上が独立したレンタル・コテージになります。  

母屋のキッチン。インテリア好きな奥様がデザインし、建築家にプランを立ち上げてもらったそうです。  


あまりにも広く高い余裕の空間なので、ここにもう一部屋こさえるつもりなんだ・・・。うん、あと5部屋くらいイケルでしょう?  

中2階から暖炉を見下ろして。モダンな北イタリアの雰囲気。グランドピアノ、そして奥にはフィットネス&ジャグジー等が。 

キッチン、石壁の奥がエントランス。   

大きなテラスからは美しいサンセット&晴れていたら海岸線を一望。最近たて続けに日本のマガジンの取材をうけたそうで、これからちょっと忙しくなってしまわれそうな予感。アメリカ人のリピーターは多いらしいのですが、私たちが最初の日本人ゲストだとか。インテリア・マガジンの写真を見た日本人男性が「お家を見せてください」と訪ねて来ただけで、お泊りはしなかったそう。  

太っちょのキャットは甘えん坊。普段はホノルルにお住まいのお嬢さんに抱かれてご満悦。  

独立したコテージ用のエントランスを上がると、大きなStuidioです。サイトの写真のとおり、居心地良さそう。ナチュラルカラーでコーディネイトされたセンスあるお部屋は奥様のお見立て。押しつげがましくなく、洗練されていてリラックス。  

アンティックのデスクには、あらゆるマウイのインフォメーションが。それもそのはず、奥様は5☆ホテルのコンシェルジュをなさっていた経験が。(おまけにご実家は老舗の旅館だそうで。)あるべき物がキチンと収まり、至れりつくせりです。もちろん、ハイ・スピード・ネット完備。  

窓際には二人用のテーブル&チェア。ベッドの奥が大きなウォーキング・クロゼット&バスルーム。  

窓越しに見る長~いエントランス。(門は見えません)お嬢さんのためにテニスコートをこさえることも考えていらっしゃるそう。  

今日はあいにく曇り空ですが、晴れていれば海岸線が望めます。  

テーブルの奥がキチネット。  

細部まで心配りと愛情の感じられる小さなキッチン。あらゆる種類のお茶、おせんべいまで。スパイスや塩コショウはもちろんのこと、ジップロックやホイル&ラップ他、必要なものは全て整っていました。あ、電気釜も。  

冷蔵庫にはミネラル水、ビール、ジュース、ミルク、バター、ジャムにお醤油が。朝は卵4個とクロワッサン&パンを自分でクックする気軽なスタイル。  

大ぶりのチェアとTV、CD等。窓の奥がラナイと森。  

バスタブはなくシャワーのみ。トイレはTOTOのウォシュレット。日本人には嬉しい限り。アメリカ人は「わおー」と驚くらしいです。

Lanaiから見た森林。朝日の時間が素敵です。  

鳥のさえずりしか聞こえません。ここは何処?ここも、ハワイなんですよね。  


ハーブガーデンを見下ろして。お嬢さんが炒れてくれたハーブティーの美味しかったこと!このご家族は本当にゲストに喜んでもらいたい&リラックスして欲しいという気持ちが感じられ、隅々にまで行き届いています。「もっと日本のゲストにいらして欲しい」とおっしゃっていましたので、今回は微力ながらご紹介させていただきましたが、予約が入りずらくなったらどうしよう?なんて心配も。
疲れた時に3泊くらいささっとステイしに来る、マウイの別荘が出来た気持ちになりました。

それにしても、このお値段は安すぎません?いかに採算度外視だとしても、です。大丈夫なんですか?とちょっと心配になるくらいですものね。有名になる前に、ぜひ、お立ち寄りください。ゆったりと気持ちよい滞在、お気楽夫妻が保障します(?)ミニマムステイ無しで、日本語のメールもOKです。B&Bの初心者にもうってつけではないでしょうか?静かな環境&澄み渡った高原の空気に癒されたい、大型リゾートには泊まりたくない、ハレアカラを極めたい、本当のハワイの暮らしを見てみたい、そんなあなたにお薦めです。

フレッドさん、Masakoさん、お嬢さんのレイラニさんに出会えたことに感謝。旅はこれだからやめられません。GREAT ALOHA! 又すぐ行きますね♪

オフィシャルサイトはこちらです。お問い合わせは日本語でどうぞ。

※海編に続・・・。