アマンガニ@ジャクソンホール:ワイミング編です
突如思い立ち、金曜日の仕事を終え真夜中の便で発ちました。ずっとずっと長い間行きたかったワイオミング。Martin Lutherの祝日を利用してのたった5日間のショートトリップです。ひたすら西部を目指します。ホノルルからデンバーまでは直行便で6時間。朝焼けとともに、ロッキー山脈が見えて来ました。ネバダ州上空あたりでしょうか?
デンバー空港。メインによくあるタイプの、ひたすらに何処までも続く長~い長~い動く歩道です。国内線はUAの独占の模様で、果てしなくUA機がずらり待機。アマンガニはアメリカで最初(で最後?)の唯一のアマンリゾート。今までの中で一番Easyでした。コネクトフライトはとってもスムーズですし、時差はあまり無いし(3時間)、パスポートは必要ないし、言葉も通じるし(当たり前か?)いつも丸2日以上かけてフラフラになってアジアのアマンに辿り着いていた身としては、こんなにラクでいいの?って感じでした。一つだけ難を言えば、UAのFクラスのシートはひどすぎます。お尻が痛くなりました!まじで。(涙)
デンバーから乗り換えて約1時間。何処までも続くロッキーを眺め、ジャクソンホール上空です。雪山がワイルド。
小さな小さなジャクソンホール・エアポート。快晴。ここにセレブ達の自家用ジェットがズラリと並んだら、さぞかし壮観でしょうね~。通常8000人の村の人口ですが、なんと夏には200万人の観光客が訪れるとか。グランドテトンは有名なセレブ村。ケビンコスナーらハリウッドスターや政治家のビラが点在。そういえば、バイス・プレジデントも先週、大勢のシークレットサービスを引き連れてジャクソンホールのご自分のビラに来ていましたよね。あちらは自家用ジェットではなく、当然USエアフォースをご利用でしたが。
アマンガニのナンバープレート。ワイオミング州はカウボーイ柄なんですね。納得。
空港からアマンまでは約25分くらい?レクサスの乗り心地も良かったですよ。
何処までも素晴らしい風景が続きます。ELKやバッファローやムースもうじゃうじゃおりました。
樹氷の森林を抜けて・・・そろそろでしょうか?
アマンガニ Public Area編
アマンガニは全40スイート。二つのウイングで成り立っています。断然こちら側をお薦めします!ビューが全然違いますから。
もう一つのウイング。
お天気が良いので、アウトサイドのテーブルでお食事というのも良いかも?
ロビーを抜けると、まずはこの景色が。タートル氏お得意の、シメントリーな構成、長い階段を下りることによる高揚感と、壮大なピクチャーウインドウによる風景を取り込む演出が。
夜のロビー。
階段の上がフロント&コンシェルジュ。
夜にはピアノの演奏があるフロント前。
真横にバースペース。
とってもこじんまりとしたバーでした。
ファイアースペースの前で食前酒、そして奥のレストランに移る人が多かったです。最初から最後まで、暖炉の前でお食事していた人も結構いましたが。
レストラン。パシフィック・レッドウッドとオクラホマ・サンドストーンのインテリア。落ち着きます。正直、ワイオミングのお食事は覚悟しておりましたが・・・お肉を一切食べない私達でも、OKでした。お魚のクックの仕方は、ハワイよりも遥かに繊細で驚きました。私達は十分美味しくいただけましたが、東京からいらした美食家の方達はどうかしらん?でもメニューに幅が無いので、さすがに3度通ったら飽きたましたので、街に下りました。
ライブラリー。ビデオ&CDの貸し出しも。ここでぼ~っとしてると、やたらにスタッフに話しかけられます。スタッフの一人から「アマンプロでお見かけしました。」と言われ(常套句?)、ちょっと驚き。オットいわく、「アマンで悪いことはできん?」 ***実はサービスうんぬん等には幾分心配しておりましたが、きちんとアマンスタイルがありました。おそらく、私が泊まったアメリカのホテルで一番ポライトでかゆい所に手が届くサービスかなというのが感想です。まあ、アジアの「かしずく」までは行きませんが・・・十分でしょう。
スタッフ全員を一人一人丁寧に紹介してくれるのですが、これが皆さん大変に話好きで(アメリカ人の特性&ひまなせいもああると思いますが)出身地やら身の上話やら、何だか色々と盛り上がってしまいました。(話したくない無口な人は辛いかも?)ここのスタッフは若者が多く、「冬はスキー&夏は海で働きたい!」(まるでうちのオット?!)と夢をお持ちの方ばかりのようで。ハワイにアマンが出来たらアプライしたい!等と口々に言うので、「私だって絶対アプライするわよ~!」と返しておきました。ははは。(^^;)←サンセットの木のシルエットが美しい、バーに続くコリドー。
風が無いので、外のバーも意外に利用出来ます。
廊下からウイングを見たところ。コーナーのベランダスペースは、たっぷり。
全長35メートルの温水プールとジャグジー。24時間使用可。
温泉チックなジャグジー。結構熱い。
うちのオット、スキーでハイになったのですかね?スキー後の一風呂?は最高ですね。
夕闇迫るプールで泳ぐオトコ(オット)、約1名。
フィットネスは小さめ。それにしても例のごとく、誰にも遭わないアマンです。お客さまはいずこへ?
スパの入り口。スチームサウナ他も。ここのフェイシャルは、ミセス・チェイニーもお気に入りとか?
アマンガニ・スイート編
グランドフロアが大好きな私のリクエストは、断然角部屋のアマンガニ・スイート!標高は2000メートル。遠くイエローストーン国立公園を臨みます。パティオからのビューは、ぐるり270度の超ため息ものでした。今まで見たことの無い、想像以上の素晴らしさに、大大満足です。
お部屋の前から、ホテルのメイン方向を見たところ。
大きなPatioは90度の角度で、ぐるりとお部屋を取り囲んでいます。車もエアコンも人の声も一切しない、完璧な静寂でした。
雪でシャンペンを冷やすと、すぐに上々の適温の飲み頃に。
これがお部屋のまん前とは思えません。壮大な自然の一部になったようで、思い切り癒されました。ナショナル・パークのど真ん中ということで、ELKも遊びに来ました。
こちらもお部屋の前のチェアの一部。雪に埋もれていますね。
サンセットは、丁度まん前に。
毎日整えられたフルーツ&リップクリームや温度計やホカロン等もろもろ・・・。
ホテルのワイン・セレクションは、正直ちょっぴり貧弱でした。街のワイン屋さんで購入してお部屋で飲む方が美味しいかも?
ELKは臆病なので、望遠鏡で見る方が良いみたい。
さえぎるものが一切無い、何処までも果てしなく続く美しいビュー。1日中望遠鏡を覗きたい衝動が?
お部屋の暖炉。ガスでした。ウールのブランケットも。
ベッド。
お得意の照明効果。
デスク周り。高速回線ではありませんでした。
バスルームからのビュー。ちなみにこのお部屋、ベッドからもカウチからもデスクからもシャワールームからも、ついでにトイレからも雪景色が臨めます。
ダブルシンクで、トイレット&クロゼットは2箇所ずつ。
サンセットのバスタイムです。***アマンガニがこんなにラクなアクセスで素敵なんて、知りませんでした!***アマンは色々と行きましたが、「こんなリゾートは初めて」「又行きたい」「行って良かった」とオットの口から初めて出ました。***この辺りの人たちは人当たりも最高だけど、典型的なノリの良い会話好きアメリカンなんで、アジアとは全く異なるもの。それとも、アジアのスタッフが余りにもおくゆかし過ぎるのかしらん?
アマン恒例のおみやげ。写真集とTシャツをいただきまして。うーん、溜まる一方のシャツですが、未だに一度も袖を通す勇気が・・・。意外にも、私はamanの中でここが一番好きかも。ビラで海でっていうのが、アマンの特色ですが、もともと山好き&西部好き&勿論アメリカ好きな私のツボに大きくハマッテしまいました。今まで色々なスキー場に行きましたが、ここは本当に何処とも違ってユニークです。次回は是非、夏に訪れたい!あまりアマンに興味の無い我オットにして、「もうちょっと滞在延ばせないかな?」「こんなとこに別荘あったら最高だね!」って言い出したくらいですから。
ゲレンデ他もろもろ編
アマンガニからスキー場までは、無料のシャトルサービスがあります。約20分くらい。ゲレンデのまん前にアマンのMeetingスペースがあり、ここで専属のスタッフが色々とお世話してくれます。ホットドリンクやスナックもありましたよ。何故か、ピアノも・・・。
まん前がゲレンデ。雪質は最上の極上の、ドライなパウダースノウ。いつもこんな感じですいているそうです。真横に見えるのが、12月にオープンしたばかりのフォーシーズンズ・リゾートです。こちらもレジデンシャル・ビラを売り出し中でした。
4シーズンズへ抜ける裏道。
4シーズンズのエントランス。
ロビー。
4シーズンズからのビュー。つまりは、リフトのまん前です。便利さを追求する方にはお薦め。でも、ビューの広がりはありません。
4シーズンズのラウンジ。やはりレッドウッドとサンドストーンを使用。こちらのホテルのデザインの方が、Native Amaricanを意識した、更に典型的な西部っぽさを感じました。ここのスタッフもすごーく態度が良くて、ポライトで、サービスが行き届いていました。お食事は、・・・でしたが。まだソフトオープンの模様で、スタッフ募集をしておりましたよ。
ELKのつので出来たアーチ。クリスマスはいつまでも終わらない様子。
滞在中に1度もアジアンを見かけませんでした。機内でも、エアポートでも、ホテルでも、レストランでも、私達2人だけ浮いていたような?
レストランに入れば「ゲレンデで見た」と言われ、バーに居れば「飛行機で見た」と言われる始末。「ま~こんな遠くまでよく来たわね~」とも話しかけられます。何処までも、カウボーイ。街にもバーにも、テンガロンハットの男達が・・・。