独立記念日の花火見物のため、ハレクラニに車を停めて歩いて行くことにした。例のごとく、カノエさんのフラを見つつマルガリータの1杯でも飲めばバリデートもokでしょう?ってことで・・・。で、ホテルの車寄せに入ると、何かがいつもと違う。ここのスタッフは一様にキチンとしたサービス姿勢で有名だけど、まじで、決定的に大きく異なるの。私達を見た瞬間の彼らのリアクションが、すっ飛んで来かたが、そして何よりも皆さんの顔に浮かぶ満面の笑みが!何人ものベルに囲まれて、ウェルカム・バック!と合唱されるし、ベル・キャプテンが出てきて思い切りハグされるわ握手求められるわ・・・彼って知り合い?と思わず訊ねたほど。
バリデートチケットは?と訊くと、そんなもの必要ありません!と皆が声を揃えた。初めての経験である。うん?絶対に他の誰かと勘違いしてる?そうだよな~。決して上客じゃないもん、ワタシ達。常にホテル前に車を横付けされる、上客にして超リッチな友人の話を思い出した。「きっとオレみたいに色が黒くて、同じような車乗ってて、ここを定宿にしてて、ものすごくチップはずんだ日本人がいたんだぜ~」とオットが呟く。いつもは$5しかチップを渡さぬオットも、その日ばかりは$10にした。「$20くらい渡せばよかったかな?ガックリしてるんじゃ?」・・・上客になる日は遠い。