Bora Bora Nui リゾート&スパ
遠くボラボラ島の島影が見えます。オテマウ山がきりりとそびえ立つ島影を拝んでいたら、日々どんどん「ボラボラに行きた
い!」という思いが募りました。ヘリが飛んで来ました。あっちは晴れているかな?
そんじゃーさようなら~タハア島!と言う暇も無く、あわただしく乗り込みます。お荷物係りのスタッフも一緒に乗りました。
私だけ前のシート。実は(恥ずかしながら)ヘリに乗るのは初めて(オットは10回目くらい)。高所&閉所恐怖症なんですけど~大丈夫かな?
安定した飛行で、あっと言う間にボラボラ上空。やっぱり何回来ても、海のグラデーションが感動的にキレイ!オテマウ山が神々しい!ボラボラは断然違う!一々遠い空港まで行く必要が無いので、ドア・ツー・ドアは気軽です。
パイロットが色々説明してくれたけど、フランス語だったから意味不明でした。(^ー^;)毎回タヒチに来る度に「フランス語勉強しよう!」とは思うのですが。でも13年前と比べたらかなり楽です。ほとんどのリゾート内では、英語で通せるようになりましたね。
ボラボラ本島上空。これは何処のリゾートかしら?おそらく、モアナ&ホテルボラボラ。
目指すはボラボラ・ヌイのあるモツ(離れ小島)。うん、いい感じ。他が曇りでもココだけ晴れが抜けてる。タハアとは対照的に外海に面しているのもグッド。空撮してても海の透明感が伝わって来ました。
話には聞いておりましたが、何処までもひたすらに続く水コテ。
細長い立地を生かしたデザイン。敷地の広さ&水コテの数と言い、圧巻。
ウェルカムなドリンク&デザート。ここのスタッフはシェラトン系列とあって、アメリカ的なてきぱきさでした。お客様もハネムーン期とあいまって、7割は日本人という感じでしょうか?後はアメリカ人。年齢層もかなり若いようで、Tahaaとはかなり違いますね。(私たちが一番年寄りか?!)
船着場の前の桟橋を渡るとプールやレストラン。レストランのウエイトレスは、Tahaaと比較するとかなりカジュアルでした。(ハワイのウエイトレスみたい。よく言えば全く気取らず人懐こい。悪く言えば・・・ナイショ?)シェラトン(セントレジス)ということで。
でっかいインフィニティ・プール。誰も泳いでないけど。
800メートルに及ぶ白砂のビーチ。あまりにもキレイ。沖から白砂を運んで盛り土したそうです。(マネージャーさんが教えてくれました)
部屋数はおそらく、Tahaaの倍はあるのでは?繁盛記だとは思いますが、あまり人に会いません。皆さん水上コテージにおこもりでしょうか?ここは水コテの数をめいっぱい確保しているので、きっと日本の代理店も予約を取りやすいと思います。ホテル・ボラボラのように敷居も高くないし。(値段は高いけど)
何処までも何処までも続くビーチ。一番端の水コテまで行こう!と歩きましたが、あまりにも広くてギブ・アップ。カートを呼ぶ人が多かったです。
私たちの泊まったお部屋の真ん前のビーチ。向かって右端の水コテでした。マネージャーさんが「ベストですよ」とおっしゃっていたように、確かにスノーケルも楽しいし、比較的レストランまで近いし、良かったです。
お部屋の裏側からカヌーで抜けると、ボラボラ本島です。右側にはホテル・ボラボラが見えます。うちのオットはホテル・ボラボラまでカヌーで行ってしまいました。(ほんと)何時間も戻らなくて心配しました。さすがに上陸はしませんでしたが、プレミアム・コテージの真ん前迄行ったとか。ものずき。
後ろの丘のてっぺんには、スパとフィットネスクラブ、そして教会も。シェラトンだけあって、朝は時差ぼけのアメリカ人でいっぱいでした。なだらかな丘にもマウンテン・ビラが建ち並びます。
マウンテンビラはビューが良さそう。白人に人気?
マンダラ・スパの入り口。
スパのラナイからのビュー。反対側からはホテル・ボラボラが見えました。
進化する水上ビラ
ここのウリの「タヒチ一、ボラボラ一ゴージャスな水上ビラ」という文句につられてやって来ました。過去に宿泊したホテル・ボラボラもモアナ・パーク・ロイヤルもロケーションは文句無しに素晴らしいものの、イマイチ「狭いなぁ」「バスルームが今ひとつだなぁ」「老朽化が・・・」という感想が正直ありました。
スノーケルにバッチリ。ここの水はとろろ~んとしていて、穏やかでキレイ。Tahaaでは高波のせいか?浮遊物が多くて泳ぐ気がしなかったもので、ちょっぴり感動です。
「オレはずっとここにこもるぞ」と言い、ほんとにず~っと水コテのラナイにいたオトコ。
お隣さんの水コテとの距離は、Tahaaよりも近いです。でも、とっても広々として居心地の良いラナイでした。
早速泳ぐオット
フランスパンを投げると、気持ち悪いくらい?うじゃうじゃなお魚君たち。
朝から夜までスノーケル。(夜はライトがあり)「ここではダイビングに行く必要ない」と宣言。ダイバーでしょうがぁ?
海に浮かんだ船にいるみたい。「オレ、こういう所に住みたいんだよね~」と真剣に考えるオット。お部屋よりもラナイが気にいった模様。朝起きたらそのままドボン!の生活ですね。※おまけ:ずっと昔オットの前世を見てもらったことがありました。「彼はタヒチからハワイにカヌーに乗ってやって来たのですよ。ずっとウォーリアだった。あなたはこれから先タヒチに行き続けるでしょう」とのことでした。当時実はタヒチから帰って来たばかりで、驚いたことがあります。(ほんと)
もうそれ以上は焼かないほうがイイよ!という忠告を無視し、更に真っ黒になったオトコ。ヒナノ・ビールを飲む。最高。言うことなし。涙が出るくらいにしあわせ~ということでした。来て良かったね。
私はビールよりシャンペン。ああ、でも、せっかくのポメリーだと言うのに、フラット気味。ちょっと哀しかった。
極楽な風景。
カウチの上の窓。お隣さんがちょい見える。
「こんなに広い必要ってあるのかなぁ?」とオットがぼやいたバスルーム。水コテの域を超えています。(笑)スケールがいかにもアメリカ人好み。とあるサイトにて日本人のご夫妻がここの水コテを評して、「我が家の3LDKのアパートがすっぽり入るような大きさ」と表現されてましたね。
リビングからベッドルームを見たところ。
デスクの窓からは桟橋が。
夕闇迫るベッドルーム&ラナイ。
ベッドルームからリビング&エントランス方面。左がバスルーム。
夜のラナイからのリビング。2つもTVがあったけど、一度も見ませんでした。必要無いでしょう?
サンセットは残念ながらありませんでした。マネージャーさんいわく、9月がベストシーズンなんですって。うち(ハワイ)もそうなんですよ。お休み出来ませんわ。
帰りは桟橋からボートでボラボラの空港に向かいます。
進化する水上コテージ。さようなら~。しっとりとした情緒を望むなら、ホテル・ボラボラを。繊細なソフトとスノッブな客層を好む人は、タハアをお薦めします。気取りとも情緒とも無縁なシェラトン系列ではありますが、「いらっしゃ~い!」というアメリカ的な大らかさと広々とした客室&敷地&爽やかな気候と海の透明度がこのリゾートにはあります。
モーレアも含め、過去に試したタヒチの水上コテージは6箇所になりました。最後にオットに質問してみました。もしも自分の知り合いが一生に一度だけタヒチに来るとしたら、何処を勧める?と。「1箇所に決められない。地形、ロケーション、居心地、新しさ、広さ、海洋生物、夕陽、風の向き、ソフト&ハード、スタッフ、全部がパーフェクトな水コテにめぐり合ってないから」という本音のお答えでした。私たちの旅は、まだまだ続きそうです。フレンチ・ポリネシア全島目指すぞ~。(ものずきですよね)気持ちよい「気」が満ちているボラボラ島。いつも帰り際には「又来るぞ~」と思ってしまう二人でした。
※ホテルのオフィシャル・サイトです。※2004年当時はシェラトン系列でしたが、現在(2009年)はヒルトン系のようです。その後の変化については責任持てません。すんまへん。