新設棟のインテリアは賢島にそっくりでしたので、
あえて和室をチョイスしましたが、さて如何でしょう。
離れと聞いていましたが、メイン棟のすぐ真横に在ります。
ぐるりと2間をコーナー90度の廊下が囲みます。
30年前に造られた別荘の客間ですが、大切にメンテナンス保持されていて、
ほぼそのままの状態でリノベは不要だったそう。
お抱えのばあやさんが毎日掃除して守っていたそうな。
凛としていて清々しく居心地が良く、思わず建築について訊き込んでしまいました。
女将さんから、木下さんの「熱海の家」として有名ですよと言われ、
早速検索をかけてみたところ、木下孝一棟梁の説明がありました。
京都・数寄屋建築の巨匠だそうで、表千家や金閣寺の茶室等々・・・無知ですびませんっ。
いや本当に良い建物なんです、私みたいなのにもわかる程。
数寄屋の概念が変りました。(ホント)
なんだろね、この優しく包み込まれる感じ。
メイン棟も含め名建築だと思うが、よそよそしくない。
女将さん(と言うより支配人)いわく、「日本の家だと思ってる」とリピする海外在住ゲストが少なく無いと。ふむ。
お着き菓子をいただきました。
和室が苦手で今回も俵屋さんを渋った相方ですが、ここは手放しの気に入り様。
ベッドも寝心地◎だったそう。
奥が水屋+クロゼット。
外には露天が見えます。松の間はトータルで112平米。
難を言えば、掛け流しで無い点でしょうか。
曇天も又よろし。
この部屋以外に更に広い離れがもう一つ在るので、次回はそちらも試してみたいと思います。
しかし、こんな別荘をお持ちの方って何者?
旅館と言うよりは、まさにスモール&ラグジュアリーホテルです。
good luck & aloha!