杉の香りが心地よい回廊を抜けて、待望のお風呂に。
おそらくこの宿を訪れる客の全てが、
この風呂の写真を見て目指して来たと思われる。
イメージより小ぶりだけどイイ感じ。
とろとろ~っと、しっとり湯質も#5に入るくらい好き。
岩風呂も温度もばっちりで、ずっと入っていたくなる。
この宿も女性比がやたら高くて、この日も男性客は3名だけ。
入れ替え制だけど、そこらが気になるね。
里山ビューを見つつ、気を静めるワタシ。(笑)
ワタシはやらかしてしまったんだわ。
素っ裸になった時点で、やべタオル忘れた~と。
気取るわけじゃないけど、部屋からタオル持参で大風呂入るなんて長らく記憶に無いし、
たっぷり雪白タオル積み上げる宿なんて、別に高級じゃなくても今や当たり前だしょ。
思うに、この価格帯でタオル無しって珍しい。
この辺りから、もやもや~っと暗雲立ちこめ気味。
が、今なら理解する。ここは稀有なる客に媚びない宿なのだ。
そのきりっと徹底した一貫性にはリスペクト。
客が店を選ぶのではなく、店が客を定める。
サービス業の端くれとして、その根拠ある自信、見習いたい。(いやホント)
<続>