「誰も知らない隠れ家リゾートへの旅」なんていう特集、よくお見かけします。でも、その時点で既に隠れ家でもなんでもないのですが。誰も知らないっていうのは無理としても、世界中に点在する「隠れ家ぽい」リゾートには大層魅かれます。遥々と地球の裏側から時空を超えて集まって来た人々には、妙なシンパシーが生まれたりして。リゾートを語らせたら止まらないという年季の入ったセッター達、華やかな競演も見ものというものです。持て余し気味の甘美で気だるい長い夜には、なくてはならない饒舌な役者といったところでしょうか。
ここんとこメキシコにハマリ、2年連続リゾートの場所として選びました。喧騒のカンクーンを後にし、ユカタン半島を南下すること1時間あまり。熱帯雨林のジャングルに潜むように大人のハイダウエイ、隠れ家のようなビラが点在します。リビエラ・マヤは素敵な場所でした。ラテンの陽気さと自由と曖昧さ、ここんところが私達のツボにすぽっとハマッテしまったのかも。世界にはまだまだ、私達の知らないリゾートが沢山あるようで・・・。