旅庭 群来
いつも思っていたのだが、
ハワイのローカルは北海道が大好きで、
北海道の人達もハワイ好きなリピーターが多い。
特に札幌で出会った人々は、
「毎年行ってます」とか「5回行きましたよ」って普通におっしゃる。
うちの近所の日系人達も、数え切れぬ程リピートしてるし、
特に雪祭りの頃の人気は絶大で、すぐにツアーが完売になるほど。
スキーに目が無い友人達も、カナダより雪質が良いと通っているし、
ハワイアン航空の札幌直行便も就航し、益々の盛り上がりが期待されます。
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さて、そろそろまいりましょか。
皆さんが見過ごしてしまったと書かれているのも、無理ないかな。
外観は決して旅館には見えず、ひっそりと。
群来(くき)とは、産卵期の鰊が大群で押し寄せて来ること、だそうな。
いきなり現れる、すっきりとしたコンテンポラリー空間。
こちらのバーは勿論のこと、ドリンクは全てコンプリですよん。
川石の敷き詰められた中庭を見つつ
建築は札幌の中山さん。小樽のあのお宿もそうですね!
「北海道で客の呼べる宿」のデザイナーとして有名です。
ラウンジにて、お着き菓子をいただきました。
この地方の羊羹と黒豆茶でした。
さて、お部屋に。
土曜日で満室なのに、
人っ子一人会わない、大人の隠れ宿でした。
<続>
今回の旅はこの上なく天候に恵まれ、
爽やかな初夏の風にもってかれてしまいました。
長い冬の後の眩しい新緑と、薄荷のような香りが素敵でした。
ハワイアンの直行便にお世話になる日も、遠くはなさそうです。 :emojiface_cyu2:
かもめ島にて。
それでは旅の記憶が鮮明なうちに、
北海道4連発、行かせていただきます。
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羽田から1時間あまり。
函館空港に降り立つと、宿の手配した車が待機していました。
1時間半かけて、幾つもの山を越えて行きます。
目指すは、日本海に面した江差(えさし)。
道民でもめったに行かないという、最果て感満載のロケーション。
小さな小さな古い港町。
その昔はニシンや交易で栄えたそうな。
美しく穏やかな内海では、
鮑や牡蠣の養殖が行われていました。
朝一ランにお付き合いして、かもめ島に。
世界中何処でも、夜明け前から元気な人。(笑)
かもめ島を登ると、
遠く奥尻島が。
本当にこれと言って何も無い所でしたが、
心に残る宿となりました。
東京から訪れ、一人で連泊するリピーターが少なくないそうな。
<続>
Are You Really as Busy as You Think You Are?
↑意味はありません。
今回の旅で、ず~っと頭の中を過ぎったフレーズです。
おまけに、もう一つ。
あなたが思うほど他人はあなたのことに興味はない。
んじゃ又。 :emojiface_cyu2:
旅アゲ気分
意外なようであるが、うちのご主人様はトーキョーが大好き。
ホテルも、レストランも、サービスも、文句無しで誉めちぎる。
が、以前は「日本に行く」と言おうものなら、
お一人でどうぞ~って感じで、
実際ワタシは用事を済ませる為に、ぼっち旅行をしていた。
「他のどっか行こうぜっ」ってなもんで、平気で日本を素通りして、
アジアのビーチリゾート等に繰り出していた。
ヨーロッパ帰りに日本に寄っても、
さっさと予定を繰り上げて、1日しか居ない事もあった。
それがいつからかなぁ、劇的に変化したのは。
あまりにも色んな場所に行き尽くしたっていうのもあるけど、
おそらく、飛躍的に東京のホテルの質が向上したっていうのが一因だと思う。
今なら「お「一人様ステイもOK」で、 :emojiheartsmall: 東京LOVEなんですってさ。
人って、わかんないもんだよね~。
そういう相方がもっとも好きな時間は、
成田から→チェックインして、フィットネスに直行し、
お馴染みのラウンジで
軽く1杯いただき、
お鮨やに繰り出した時。
又もや、リピしちゃいました。
「タクシー乗りたくない」と言うので、この立地になるわけですが。
落ち着いて、
リラックス出来ました。
相方好みのビアも、しっかり冷え冷えで御用意。(笑)恐縮です!
スタートで旅の印象が決まるから、やっぱ大事よね。
だから、ハズセナイのよ。(もれなくご主人様のご機嫌伺い)
ぐんないっ@SGベア。
ワタシはと言うと、相方が早々に寝静まった後、
ワインボトルを空にしつつ、妹や叔母達と延々話し込む時間が、
ニッポンだなと実感するのは毎度のことです。
<続>
HNL-NRT-HNL
例外無く日本トリップにおいては、
この上なく美味しく素晴らしいサービスに満足し、
感動の嵐でホノルル行きの便に乗り込む二人ですが、
まあ、この話は避けて通れまい。
っつーことで、
まずは、相変わらずのHNLエアポートのラウンジから。
早くもダレ気味なおっさん、役1名なり。
何故かと言うとだな、
新777-400から→おぼろな旧777-200になったから。
一応フルフラットですが、なんとも残念なFですこと~。
まあ、気をとりなおし、ホノルルを飛び立ち、
泡のサーブなどがあり、その後事件は起こった。
寿司ワゴンが近付いて来たと思ったら、すちが開口一発、
「NO SHOYUなんですが、食べますか?」ですと。
じぇじぇっ、「醤油無いの?」って聞き返したのは、ちなみに我々2名のみ。
他のアメリカ人(日系も含む)は、みんな薄く笑ってるだけ・・・。寛大だなっ。
(ホットドッグにケチャップ無いなんて言った日にゃ、
おそらく暴動起こるであろうに。)
CAは悪びれる様子皆無にて、
「それがどーした、イヤなら止めれば」という風情全開で、
ある種かんどーしたっ。これぞ米系エアライン!
日系なら平謝りで、お客様相談係りに電話しちゃうよ!
※しかしコースも終盤になって、醤油が出てきた。(機転の問題ね)
そーだよね、イヤなら日系乗れよってことでしょ。
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で、後日羽田から(ラウンジきれいね~)
又違う意味で、かんどーしたっ。
すちの一筋の乱れの無いヘアスタイルやメイクアップ、
日本のサービス業独特の立ち振る舞いや会話の仕方に、
今更ながらに、じーんとした。
未だに「すちと結婚したい」と言う男は多く、合コンの花形であるのも頷ける。
アテはセントレジス大阪のスナック。
食べるとこ無かったけどね。
アメリカ人CAの投げやりモードのヘア・スタイルや化粧を見るにつけ、
「誰か注意する人おらんのかね?」と常々に思っていたのだが、
そんな事したら、逆に訴えられかねないかもね・・・いや、マジで。
これからも、米系にはお世話になるから、この辺で。
(だって簡単にマイル貯まるし、F乗れるんだもんっ!)
やっぱハイジャック防止の為にも、逞しいCAは頼もしいじゃん。
ねっとりと旅館のような日系も、あっさりとした米系も、どちらも好きよ。
っつーことにしておきます。ハイ。
「次は醤油持参しようぜ」と相方は真顔で言った。
アホなネタで引っ張ったな。すまん。
んじゃ又。
美味しいニッポン2013
風薫る新緑の初夏を狙い、
ず~っと行きたかった5箇所の温泉を訪れました。
「相方が途中で飽きたらどうしよう?」という心配は杞憂に終わりました。
あまりにもそれぞれユニークなので、
「体調が最高!ニッポンの温泉宿はすげーなっ」というご感想が。(ほっ)
ダイジェストで振り返りますと、
1)まずはファミリーで、近場から。
あまりにも皆さんのブログで写真を拝見していたので、
初めて行った気がしませんでした。(笑)
スタートにふさわしく、あっさりとリゾートから。
2)いきなり、北のはずれに飛びます。旅情たっぷり。
こんな辺鄙な港町に突如・・・みたいな?
海のそばだけに、塩の香りが。
3)お次はレイク・フロント。
オープンしたばかりのコスパ宿。
絶景露天でした。
4)ず~っと訪れたかった老舗宿です。
さすがに、お湯が素敵でしたぁ~。
どこもかしこも、貸切状態で極楽でしたぁ~。
5)ラストは十勝平野。
モール温泉、ヤバ過ぎる。脱帽。
食も完璧にて、★獲得も納得。
9年ぶりの北海道には、二人してやられっぱなしで完敗。
相方なんて帰国してから、「札幌に別荘を」なんて毎日戯言がしつこく、
「次回は東京も大阪もすっ飛ばして、日本は北海道だけでOK!」だそうな。
めっちゃ、フォーリン・ラブの模様です。
〆は京都ごはん
こちらも、オット好みのお店です。
が、11月の紅葉の土曜日に予約が取れるはずもなく、
20年来通われていると言う、
京都のオジサマ&オバサマに御案内いただきました。
おざましますです。
ワタシ達はカウンター席が好きってことで、半分独占。
親戚の叔父も加わり、賑やかな宴となりました。
なんでも好きなもん頼みなさいとのことで、遠慮無くどぼどぼ・・・
シャンパン~白~赤と限りなく。
ついついアルコールが進む、メリハリ創作和食です。
フォアグラ~
あぺ色々。
湯葉海胆や牡蠣フライ等々。
渡り蟹の味噌ごはん。くーっ。
いべりこ豚さん。
あちちなブイヤベース。なめこが利いてます。
おしのぎ。
黒毛和牛。
相方の〆はカレー。
ワタシはお茶漬け。
お腹いっぱいだけど、モンブラン。
よねむら氏いわく、
紅葉の時期は歩き周るツーリスト客が多いので、
いつもよりボリュームを出しているそうな。
ご馳走様でございました。
八坂さんを通って、バーに繰り出しました。
日本編は、これにて終了。